転ばぬ先の杖 Look before you leap

地震に備えて米を備蓄しています

東北地方太平洋沖地震が2011年3月11日に発生して、もうすぐ4年になります。
ここ茨城も報道はあまりされませんでしたが大きな被害がでました。
昨日も震度3の地震があって、このくらいの地震は毎週のように続いています。

もともと茨城県は震源地が茨城沖の地震が多くて、変に慣れていたのも悪かったような気がします。 今も地震が続いていますが、これが余震なのか平常に戻ったいつもの地震なのか判断はできません。 ですが準備はしておいたほうが、もしものときに役立ちます。
街の中にいても店がやっていなけば食べ物も買えませんしね。
あの時は、飲み物もないし本当にヤバイ状態でした。
あの時の経験を活かして、あると便利な保存食を紹介します。

食べ物の備蓄は一週間分あれば安心

必要な食べ物は、おかずに飲み物そして主食です。
お米以外に長期保存できる主食というと乾パンや麺類が思い浮かびますが、実際に乾パンが3食続くとあきてきます。それに寒い時期だと贅沢かもしれませんが温かいものが食べたくなります。乾麺だとパスタなどは賞味期限が5年くらいと長いのにビックリ。素麺とかは、ゆで汁ごと味付けして食べても美味しいです。しかし、大量の水を消費してしまうので被災時には向いていないかもしれません。
そこでお米がオススメです。鍋1つあれば意外と簡単に炊くことが出来ますよ o(≧▽≦)o
ただスーパーなどに売っている精米した米は3ヶ月くらいしか保存出来ないそうです。
玄米のまま保存すれば1年くらいは保存出来るかもしれませんが、災害時にどうやって精米するのかが問題ですね。

こういう「アルファ米」といった5年間、長期保存できる米もあります。
お湯を入れるだけで温かいご飯が出来るのは便利ですが、ちょっと高いんですよね。
家族が沢山いる場合、沢山買わないといけないので出費も大変になります。

普通の米を長期保存する方法

そこで普通のスーパーなどで売っているお米を保存する方法があります。
この写真のネルパックは無酸素状態で1年ほど保存できるそうです。
自分の場合は、1年毎に中身を入れ替えて備蓄米を用意します。
無洗米は普段食べるには美味しくはないけど、水が足りない状態でお米を炊くには便利ですよね。

ネルパックにお米を袋ごと入れて無酸素にするエージスをいうものを一緒に入れます。
余分な空気を抜いたあとに固いですが青いクリップで挟んで密封します。
ちょっと力が入りますので女性の方は頑張るか男性にやってもらいましょう(笑

写真の中央にエージレスというものが見えると思います。これが酸素だけ吸収して無酸素状態にしてくれます。
無事に無酸素になると紫色ぽい錠剤みたいなものがピンク色に変わりますので、数日あとに色を確認して無事に無酸素状態になったら暗所に保存して下さい。

毎年、1年過ぎた米を交換して食べていますが普通に美味しく食べています。
まあ無洗米なのでそれなりの味ですが、災害時にはご馳走ですよね。

水は飲水用とそれ以外で使うものがあれば完璧

地震がおさまったあと、水道をひねってみたら水が出ていました。
これは水道管の中に圧力が残っていたからだと思いますが、まだでている間にバスタブなどに水を貯めておきました。
この水は飲むことは出来ませんでしたがトイレを流す時に、とてもとーーーーてっも役に立ちました ^^
水が止まるとトイレは流せないので地獄になりますよ。田舎だったら外でもいいですが、街のなかのアパートだったので外ではトイレは出来ませんし昔ながらのボットン便所なんて無いですしね。
それから食器や手などをザッと洗うには便利でした。

前回の地震のときは飲水を一切備蓄していなかったので死ぬ思いをしました。
店はやっていないので買えませんし、自販機も止まっています。それに自治体の給水車がきたのは2日後でした。
水は大事ですので1人につき1日3リットルあれば完璧だと思います。1週間分で21リットルなのでペットボトル約10本ってところですかね。
「多すぎでは?」と思われるかもしれないですが、料理にも使いますしこのくらいがベストかなと思います。
売っているペットボトルの水は暗所に保管しておけば、生で1年は飲めるそうです。
水道水をペットボトルに入れたものは3日ほどで飲めなくなるので沸かして飲むなどして注意が必要です。

どうしても不安な人は長期保存可能な水も売っていますので高いですが、そちらをオススメします。
寒いときに沸かしてお茶を飲んだりするだけで気分がかなり違います。食べ物も大事ですが飲み物は多めに、そしてティーバックなどのお茶やインスタントの味噌汁があれば完璧です。
ちなみに味噌汁は生タイプのものが主流ですが、粉末タイプのほうが賞味期限は長いです。
自分は粉末タイプのものと生タイプを半々に備蓄しています。

おかずは缶詰が最強です

缶詰は安いときに大量に買っておきましょう。缶詰が最強というのは長期保存でこれに敵うものはいないからです。
色々と調べるとわかると思いますが、30年ものの缶詰が美味しく食べることができるそうです。(゚Д゚)
缶詰ってすごいねぇ・・・
しかも、色々な缶詰が売っていますしオカズには困らないですよね。
実際は賞味期限が5年くらいで印字されていると思いますが、缶詰メーカーの人が言っていた記事を読んだところ「缶がポッコリ膨らんで腐っていなければ100年後でも食べられる」そうです。ビックリですね。

ただ注意するのは日本製のものが製缶技術が良いと思いますので日本製をオススメすることと、普段食べ慣れている缶詰が良いと思います。食べたことがない缶詰を備蓄するのはちょっと危険 (´;ω;`)
その時になって、「不味い」と思っても遅いですしね。

あとは「ふりかけ」など普段食べているもので、ちょっと長持ちするものを余分に買っておきましょう。
最後に食べてみて美味しかったオヤツを紹介します。災害時に「おやつ」なんて贅沢と思いますが甘いものって必要ですよ~

「井村屋のようかん」なんと5年の長期保存が出来ます。温かいお茶と食べると災害のときも癒やされるかもしれませんね。味はまったく普通のようかんで美味しかったのでオススメです。

「ビスコ 保存缶」 こちらも5年の賞味期限です。普通のビスコと食べ比べしてみましたら普通のほうは塩がついていたようで「甘しょっぱ」って感じ、こちらは塩がなくサッパリとした甘さって感じで美味しく頂きました。
ビスケット系はパサパサしていて水分が欲しくなりますが、クリームがサンドしてあるのでそれほど水分は必要なく食べることが出来るのもいいですね。

これだけ食べ物と飲み物があれば1週間は生きていけると思います。
同じような地震災害が起きないのがいいけど、やはり準備は大事です。

皆さんの家は備蓄していますか?
これを機会に見直してみましょう。

10年後の今、この記事を読み返して気づいたこと

世間では、地震のことは風化してきていますね。
自分はどうしているかというと、未だに備蓄は続けています。
期間が過ぎた備蓄品など食べた感想を書いてみます。

アルファ米などを食べてみましたが、柔らかいご飯って感じで炊飯器で炊いたような歯ごたえはありません。しかし美味しいのでリピートして買っています。
それから味に飽きないように五目御飯なども購入しましたが、白米だけで良いな思いました。

おかずに関しては缶詰が最強でした。10年たった今でも普通に食べることができます。普段から食べている馴染みのある缶詰を買っておくと捗りますね。
報告としては5年ほど保存しておいたドールのパイナップルの缶詰が爆発していました。ネットで調べると缶が腐食しやすいとかなんとか書いてあったので長期保存には向かないのかもしれません。

水に関しては自宅でまめにミネラルウオーターを買っている家ならば、在庫として無駄にはならないと思います。早めに飲みきっていれば通常のボトルで十分です。安いですしね。

おやつですが、通常の羊羹もなかり賞味期限が長いです。クッキーなど水分の少ないものは長期保存できますね。ローテーションで古いものから食べていっています。スーパーなどで日持ちするお菓子を長めのローテーションで食べていけば飽きないと思います。

あとは余裕があればカセットコンロがあると便利です。
寒い時期などは温かい飲み物があるだけで落ち着きます。

地震は忘れた頃にやってきます。災害に備えておきましょう。

日記

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